東京マルイUSP(ガスブローバック)放出バルブ交換
さてさて、また東京マルイのUSPの話題を。
ノーマルでも充分強烈なブローバックを味わうことが出来る東京マルイのUSP(ガスブローバック)ですが、もっとブローバックのリコイルを強く出来ないかと考え、放出バルブを交換してみることにしました。
放出バレルとは、マガジンの後ろ側についている大きいバルブのことです。
という訳で今回用意したのはこちら。タニオ・コバのブラックバルブシリーズのM92F、P226他用です。パッケージには明記されていませんが東京マルイのUSPに取り付け可能です。
これを選んだ理由は、カスタム放出バルブの中では比較的リーズナブルで、レビュー評価がそれなりに高いためです。ほかにもカスタム放出バルブは各社から販売されていますがガス量の増幅や安定性にそれぞれ特性があるようです。
こちらは先人のブログレビューなどによると、放出ガス量アップと比較的ガス量のばらつきが少ないとのことだったので試してみました。
バルブの交換にはこのようなバルブレンチが必要です。
今回は初速UPは考えておらず、あくまでブローバックの強さを引き出すためのカスタムです。
そのため、単純にガス放出バルブのみを交換してみました。スライドの動きが悪かったらスプリングの交換などを検討したいと思います。
放出バルブ交換の手順
まずはノーマルの放出バルブを外す事から。
当たり前でも忘れがちですが、必ずマガジン内のガスを空っぽにしてからバルブを緩めてください!忘れてびっくりするだけならまだ良いですが、最悪怪我をしますので必ずガスを抜いておきましょう。
右がノーマルの放出バルブです。左が今回用意したタニオ・コバ製のブラック・バルブです。
ノーマルは放出口が丸く小さいですが、ブラック・バルブは大胆に広く2つになっているのが分かりますね。
ブラック・バルブにグリスを薄く塗ります。シリコンスプレーでも良いです。
これはバルブを閉める際にゴムパッキンが磨耗したり切れたりするのを防ぐ目的で行います。
あとは新しいバルブを閉めればOKなのですが、上の写真を見ると分かりますが工具が引っかかる溝の下が柱になっているのでこの柱が真横を向くように締めます。理由としてはバルブの開放口が真上を向くように設置して、できるだけガスをダイレクトにシリンダーに送れるのではないかと考えたからです。
これで完成。せっかくの新品バルブなのに工具でちょっとキズがついてしまってショック!工具をまっすぐ当ててまわすのはちょっと難しいですね…。
あとはノーマルの時とブローバックの強さを比べるだけです。
ブローバックの強さ(個人的感想)
計測する術がないので、こればっかりは個人の感覚になってしまいますが、私は正直ブローバック速さの違いは感じなかったのですが(USPは元々ノーマルでも強烈ブローバックですからね…)一番の違いは狙い通り「反動」でした。手のひらに伝わる反動がドンッと強くなったように感じます。
また、ブローバック時の音が少し大きくなりました。室内で撃つとうるさいです(笑)
スライドの動きも、純正のメインスプリングのままでも良さそうです。
ブローバック回数
マガジンにフォロワストッパーを取り付けて、ブローバック回数が何回になるか確認しました。下記は室温26℃、マガジンの温度は人肌程度、1ショット/1秒間隔でトリガーを引いた場合のブローバック回数です。
ノーマル:143回
ブラックバルブ:148回
※結果ノーマルと同等のブローバック回数でしたが、ブラックバルブのほうが80回くらいから急に元気がなくなってきました。おそらくブラックバルブの場合のBB弾の安定的な発射は80発くらいまでなのではないかと思いますが、サバイバルゲームの標準的な1ゲームの長さなら問題ないのではないでしょうか。
急に元気がなくなった理由はガスの減少だけではなく、ガス噴射による急激な冷えが影響しているのではないかと思われます。そう、ブラックバルブのほうがキンキンにマガジンが冷えます。
つまり、ブラックバルブに限らず、ガス放出バルブのカスタムは燃費と引き換えに強烈なブローバックが味わえるようになるものという認識でよいかと思います。
もちろんガス放出バルブの交換で多少初速も上がります(今回は計測せず)が、初速を上げたければインナーンバレル交換やチャンバーパッキンの交換など、他に効果的なカスタムはいくらでもありますしね。
私の目的はあくまでブローバックの強さを高めることが目的だったので、今回のカスタムは終了です。スライドの動作も特に問題なかったですが、機会があったらメインスプリングの交換による変化も確認したいと思います。
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