なぜエアガンのインナーバレルにシールテープを巻くのか
カスタムパーツを組み込まないでできるカスタムの一つに、インナーバレルにシールテープを巻くことがありますが、なぜシールテープを巻くのかを説明しておきたいと思います。
ちなみにシールテープとは水道パイプなどのつなぎ目の隙間を埋めるときに使ったりするこういうテープです。
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シールテープを巻くと気密がアップする
インナーバレルのチャンバーパッキン周りにシールテープを巻いて、インナーバレルとチャンバーパッキンの隙間を無くしてあげると、当たり前ですがエアーや気化ガスのロスがすくなくなり、弾を押し出しすエアーやガスが多くなります。
効果としては、他のパーツの精度にもよりますが、ロスするエアーや気化ガスの量にばらつきが解消される場合は初速の安定につながります。(ガスガンは当然ガスが冷えてくるので徐々に初速は下がってきますけどね。)
また、単純にエアーや気化ガスの量が多くなるため初速のアップにつながります。私の経験ではこの方法で物によりますが0.5~3m/sほど上がりました。VSR-10のカスタム時には3m/s以上上がったことがありますが、これは社外製インナーバレル+社外製チャンバーパッキンの組み合わせによる公差が大きかったせいだと思われます。
巻き方その1.インナーバレルに巻いてその上からチャンバーパッキンをセットする
インナーバレルの外側、チャンバーパッキンと接するあたりにシールテープを巻き、その上にチャンバーパッキンをセットする方法です。
これにより、チャンバーパッキンの内側のわずかな隙間が埋まり、気密がアップします。
※写真がなくてすみません。
巻き方その2.チャンバーパッキンの上から巻く
インナーバレルにチャンバーパッキンをセットした状態で、シールテープを巻く方法です。
上記は電動MP5のカスタムの時に、MADBULLのインナーバレルにPDI製のチャンバーパッキンを併せたものです。社外+社外の場合それぞれの公差がある可能性があるので、私は写真のようにチャンバーパッキンの外側からシールテープを巻きました。
注意点としては、あまり厚く巻いてしまうとチャンバーブロックなどの外側のパーツが合わせられなくなりますので、あくまでうすーく巻く事をお勧めします。
そういえば、上記2つの方法を同時に試した事はなかたなぁ。今度機会があったら試してみよう(←たぶんやらない。)
その他の使用用途
他にもエアガンのガタツキの原因である隙間を埋めたり、インナーバレルとアウターバレルの隙間を埋めたりと、なにかと重宝するシールテープなので、工具箱の中に1つは入れておきたいですね。
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